佐川急便が、宅配事業で使っている全ての軽自動車7200台を電気自動車に切り替えるのだそうで、これは脱炭素に向けた取り組みで、来年9月から導入を始め、2030年度までに配備を終える計画のようですよ。
どうやら佐川の営業車は約2万7千台あり、そのうち約3割(7200台)が軽自動車なのだそうで、これらすべてをEVに切り替えることで、同社のグループ全体で二酸化炭素(CO2)の排出を約1割減らせる見込みなのだそうで、環境にやさしい企業がどんどんと増えていくのはいいことですね。
今回導入される宅配向けに特化したEVは、新興のEV設計会社と共同開発し、中国の自動車メーカーが生産するのだそうで、軽自動車タイプの2人乗りとなっていて、屋根に太陽光パネルを搭載、走行距離は1回の充電200キロ以上を確保しているのだそうで、さらにタオルの収納ボックスや、1リットルの紙パック飲料が置ける収納スペースを設けるなど、配送員の使いやすさにも配慮されているようです。
環境にやさしくなるのはとてもいいのですが、まさか自動車で日本製にならないとは、いよいよ日本の技術遅れが心配されますね。
世界の電気自動車(EV)の販売台数データをまとめたウェブサイト「EV Sales」によれば、世界シェアで日本の企業は11位に日産、15位にトヨタ、16位に三菱と寂しい限りで、今回佐川の営業車を担当する五菱汽車は6位ですから。
やはり今の日本は、どうしても世界から遅れを取ってしまい、技術力の低下が心配されますね。
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